AIがもたらす新たな学習機会

現代社会におけるAIの進化と普及は、私たちの生活に大きな影響を与えています。
特にAIが一般の人々にも身近な存在となり、一気に注目されたのは、2023年3月に発表されたChatGPTの登場です。

実際の活用事例

6月下旬に英国心理学学会が認定するパーソナリティ診断Facet5の学習を、AIを活用して行いました。Facet5は世界で60カ国以上で導入されており、世界中で学びの機会があります。私が参加したのは、アジア太平洋の学習者たちが集う会で、全て英語で行われました。

ここで活躍したのが、同時翻訳ツールのAIと、言語生成AIの二つです。この機会に参加するため、以下のようにAIを活用しました。

  1. 同時翻訳ツール(notta): 同時翻訳の精度は完璧ではないものの、講義内容の理解をサポートしてくれました。リアルタイムでの翻訳により、英語が苦手な私でも講義内容を追うことができました。
  2. 言語生成AI(ChatGPT-4o): 同時翻訳で不十分だった箇所は、ChatGPT-4oに読み込ませることで、正確でわかりやすい文章に整えてもらいました。そのおかげで、講義内容の理解がさらに深まりました。また、ディスカッションの場では、伝えたい内容を日本語から英語へ翻訳するのにも役立ちました。

 

このように、いくつかのAIツールを組み合わせて学習を行いました。講師の方も、英語話者でない人を教え、認定するのは初めてだったそうですが、無事に全工程を終了し、認定をいただくことができました。

 

AIの活用がもたらす未来

AI翻訳技術がさらに進化すれば、世界中の人々が言語の壁を越えて学び合い、コミュニケーションを深めることができるでしょう。また、外国人採用を行なっている企業では、相手の国の言語に合わせたマニュアルの作成や研修なども容易に行えるようになるかもしれません。言語のハードルが低くなることで、グローバルな人材の採用や育成がより一層進むでしょう。

AIの進化により、言語の壁が低くなることで、多くの人々が新たな学習機会を得られるようになりました。この変化は、私たちの学びの姿勢やアプローチを大きく変える可能性があります。
ぜひAIを活用することで、学びの幅を広げてみてはいかがでしょうか。

 

2024/06/30
writer

目黒 稔莉

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