新入社員の育成 「不安」を「安心」に変えて戦力へと成長させましょう!

5月と言えば五月病。みなさんの会社の新入社員はうまく社内に適応できそうでしょうか。
また、新入社員を教育する上司はどうでしょうか。この時期は双方に疲れが出る時期なので様子を気にかけてあげてくださいね。

さて、皆さんの会社では新入社員の育成は誰が担当されていますか?
一般的に新入社員の教育は主に育成担当者が行うと考えがちですが、これからの時代は職場ぐるみで育成を考えていくことをお勧めします。
将来を予測することが困難であることを意味するVUCAという言葉がありますが、この言葉が示すように近年のビジネス環境は正解がなく先も見えない状況が続いています。右肩上がりに業績が伸びた時代とは違い、頑張っても成果が出にくいという意味で「働く」こと自体が苦しい時代です。

人手不足で育成のための時間を捻出することが難しいこと、リモートワークの導入により関係構築の機会が減っている状況などを考えると、育成担当者が一人で背負うには重すぎる負荷のようにも思えます。こんな時代ですから、みんなで負荷をシェアして育成することを検討してみましょう。

Z世代は成長意欲が高く、個性豊かなアイディアをもとに自律的な行動ができる世代だそうです。この長所を生かすポイントは「不安を安心に変えること」。
Z世代は「忙しそうなのに話しかけて良いだろうか」「こんなことを聞いたら能力が低いと思われないだろうか」と不安を感じ行動を制限してしまう傾向があります。
その不安を安心に変えることができれば、戦力へと成長してくれるかもしれません。
具体的には、新入社員と対話する時に不安を溶かす意識で接することを関係者全員で共有します。1on1ミーティングは定期的に設定し、ミーティング時のルールも定めておきましょう。

社員には、一声かける、チャットでのリアクション、など些細な事で良いので「見ているよ」という気持ちが伝わるような行動を定期的に行ってもらうと良いそうです。
さらに詳しくお知りになりたい場合は、いつでもご相談ください。

2024/04/30
writer

鈴木 信貴

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